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【高・SSH】総合的な探究の時間(その2)

 2年普通理系クラスの総探では、アイデア(ひらめきやデザイン)を知的財産化する活動を行っています。5月13日には、独立行政法人中小企業基盤整備機構の「起業家教育出前授業実施支援」を活用して、株式会社CANコンサルティングの代表取締役・佐藤泰久さんによる講演会を開催しました。
 大学・大学院で金属工学を修めた佐藤さんは富士通株式会社に入社し、エンジニアとしてさまざまな製品の開発に携わってこられました。退職後は地方の機械メーカーで知財管理などに従事したのち、61歳のときに独立し、その後69歳でいまの会社を立ち上げられました。現在は中小企業診断士として起業家や中小企業をサポートする傍ら、子どもたちに自分らしく生きることの大切さを説くセミナーを開催されています。
 講演では、時代の先を読んで常識を疑った舛岡富士雄氏(フラッシュメモリの発明者)のエピソードを紹介しながら、アイデアこそが社会課題を解決する大きな財産になることを教えてくださいました。「誰にでもチャンスは必ず訪れるから、心の準備をしてキラリとしたひらめきを捉えてほしい」というメッセージが心に残りました。